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仕事で色々な場所に行きます。
仕事柄か、町並み、公園や住宅地などの庭・植栽に、つい目がいきます。
いつも感じることですが、
特に新しい大きな公園の樹木は樹幹上部の枝が枯れさがり、生育不良が目立つようです。 |
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何が原因か一概には言えませんが、
根っこが痛んでいるのも原因の1つではないでしょうか。 |
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大型団地や公園を作る場合、
山を切り開き、その造成を行うときに、
30トン以上の大型ブルドーザーが敷地全体を締め固めた結果、
コンクリートの様な強固な地盤が出来上がります。 |
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後に植物が植えるであろう場所もまた同様に締め固められます。 |
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強固に締めつけた水はけの悪い土台では、
樹木の華奢な根っこが、一人前に根を張り、健やかに成育していくことは、
到底、無理なことです。 |
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美しい樹形、鮮やかな新緑や、美しい花、もえるような紅葉、どれも叶わぬものに。 |
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植栽時、大きく立派な樹木は、それでも生きようと精一杯根を出し、
悪土に抗いますが、
その後、力尽き、2・3年で枝の上部から枯れ下がってくるのです。 |
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新興住宅地の造成工事風景。
山を切り開き、重機で締め固めてゆく。 |
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新興住宅地の造成工事風景。
悪い土で埋め戻され、区画されていく。 |
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そのようにして枯れ下がった、およそ樹の体裁をなさなくなり、
痛々しい姿で、辛うじて立っているのをよく見ます。 |
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植栽スペースに、根鉢の大きさ分だけの穴を掘り、
わずかばかりの肥料を入れても、効果は期待できません。 |
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丈夫で元気な根っこが出来なければ、樹木を支えることは無理でしょう。
植栽計画が最初からあるのであれば、せめて、そこの場所くらいは、
締め固めをしない配慮があればなぁ・・・といつも感じます。 |
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しかし、新興住宅開発の造成工事で、家の基礎の為に、
磐石な土台を作るのもまた、土木屋さんの大事な使命。もっともです。 |
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ならば、
その後の、庭づくりにおいて、樹木の為に、土壌改良するのは、
本来、庭屋が行う当然の使命といえるはずです。 |
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樹木の部分が立派であればあるほど、
根っこの部分はそれに比例して、広く深く根を下ろさねばなりません。 |
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土づくりから始まる庭づくり。
強風や干ばつに耐え、しっかりとその場所で根付き、
枝の先端まで養分や水分を行き渡らせる為に。
瑞々しい葉景で、人々に木洩れ日を提供する為に。 |
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土づくりから始まる庭づくり。
強風や干ばつに耐え、
しっかりとその場所で根付き、
枝の先端まで養分や水分を行き渡らせる為に。
瑞々しい葉景で、
人々に木洩れ日を提供する為に。
また、こだわった理想の庭を永く楽しめるように。
私たちは、見えない部分「土づくり」の手間と
その苦労を惜しみません。 |
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弊社オリジナル培養土 |
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また、こだわった理想の庭を永く楽しめるように。
私たちは、見えない部分「土づくり」の手間とその苦労を惜しみません。 |
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都会の緑は、気持ちを和ませ、熱風を和らげ、あたりを優しい空気で包んでくれます。
樹木が本来の姿でいられるように、手間を惜しまず、造り、育ててやれば、
日本の町並みは、格段に良くなると想うのですが。 |
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