BEFORE 都会の中の雑木林(福岡市中央区)
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AFTER
天神のビル群が眼前に広がるまさに一等地に建つN邸。
Nさんから雑木の庭のご相談を受けてうかがいと、そこはコンクリート打ち放しのモダンな建物で、
外周部はガルバリウム鋼板で囲まれ、庭を楽しめるよう大きなガラス窓がいくつも設けられていました。
すでに孟宗竹が京都の庭師さんの手で植えられてはいましたが、
季節の移ろいを感じられる優しい雰囲気の雑木の庭へと改修がはじまりました。
四方をコンクリートとガルバリウム鋼板の壁で囲まれているため、唯一の資材の搬出・搬入は、
わずか高さ1.5m間口60cmのくぐり扉からでしたが、雑木林のもつスケール感を損なわないよう
苦心しながらもできるだけ大きな樹をどうにか植えつけることができ、自然の景観を造ることができました。
木々の足もとは苔と石で構成し、可憐な花をつける草花を植えこむことで、楽しく観賞できるようにしました。
けっして広い空間ではないですが、木々の枝葉は周りの喧騒がうそのように、
自然の中のように優しくなびき、風にゆれています。
大きなガラス窓からは景色がひろがり、いつまでも眺めていたいそんなお庭ができました。
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